DIY グロムへの流用(JC61/JC75)
M1204 OPマルチメーターのグロムへ流用について説明します。
このページはあくまでDIY方法のご紹介ですので、改造作業はお客様の自己責任にて行っていただきますようお願いいたします。
基本的に配線の接続はモンキー125へ取り付ける場合と同じですので、商品に付属の説明書を参考に作業を進めてください。
① タコメーター配線の接続
付属のサブコードを使い、フレーム右側にあるイグニッションコイルのマイナス側端子に分岐接続します。
右カウルを外すとアクセスできます。
②温度センサー配線の接続
付属のサブコードを使い、シリンダー右側にある純正温度センサーに分岐接続します。
③ガソリン計の抵抗値について
JC61前期(白熱電球ヘッドライト車)はガス欠側の抵抗値がモンキー125と異なるため、少し注意が必要です。
OPマルチメーター側は、残り1目盛り:225~331Ω、0目盛り(1目盛りが点滅):332Ω以上となっています。
これに対して、JC61前期のガス欠側(最大抵抗値)は266~274Ωですので、0目盛りのところまで抵抗値が上りません。ガソリン計が残り1目盛りになったら給油するようにしてください。
JC61後期(LEDヘッドライト車)とJC75は、モンキー125と全く同じ抵抗値になっていますので問題ありません。
【改造が必要なところ】
ノーマルメーターは裏側のコネクターの6番端子からタコメーター信号を読み込みますが、OPマルチメーターでは汎用版の制作のために、この端子から温度計の信号を読み込めるようにしています。
動作確認のために短時間なら動かす事はできますが、長期的には故障の原因になる可能性がありますので、6番端子の接続を外してください。
【6番端子の接続を外す方法】
コネクターから6番端子を抜くか、黄/緑コードを切断します。
6番端子はロックを上に見て上段の右から数えて6番目です。
コネクターのロックを解除し(黒いパーツを浮かす)、端子側の穴から押し出すと抜けますが、結構固く、コネクターを痛める可能性がありますのでご注意ください。
作業参考:https://youtu.be/gurd1psUW88(配線コム様)
端子が抜けたら、配線テープなどで絶縁処理をしてください。
OPマルチメーター側の6番端子を切り、車体側コネクターと接続しないようにする方法もありますが、メーター側を改造した場合は保証の対象外になります。また、端子間が狭く、無理をするとメーターを壊してしまう可能性がありますので、お勧めしません。
メーター本体の固定方法については、申し訳ございませんが、これと言った方法をご案内できません。
お客様で工夫して行ってください。
メーター位置が若干高めにはなりますが、純正ステーに穴を開け、CT125用のセンターメーターステーを画像の位置に固定するのも1つの手だと思います。
※裏側に補強があります(赤点線)のでご注意ください。
※そのままですと、配線に少し無理がかかりますので、純正ステーの中央(緑点線)を切断した方が安心です。
ノーマルメーターを外すとできる前側の隙間は市販のスクリーンで隠していただくと良いかと思います。
CT125用のセンターメーターステーを流用する場合は、メーター本体固定用のクッションラバーセット(ホンダ純正部品)も必要になります。
部品番号・部品名・使用個数
11344-MB0-000・グロメットA, リヤーカバー (8X16X6.6) ・2個
94103-05800・ワツシャー, プレイン 5MM ・2個
93903-35320・スクリュー, タッピング 5X16・2個
最後にOPマルチメーターの設定値について
モンキー125と異なるところはリアタイヤのサイズです。
[ 1.7 ] リアタイヤ直径(130/70-12):487mm
以上です。